九州大学法学部一年
有村千裕
八月から九月の二ヶ月間、私は赤司議員のもとでインターン生としてお世話になり、勉強させていただきました。
今回はそのレポートということで大学生の私の目線から見た赤司議員の、そしてその活動について、感じたこと、をまとめてみたいと思います。
議員といえばばっちりスーツにお金持ち、そんなイメージを抱いていた私は赤司議員の人柄に、まず驚きました。
初めてお会いしたとき、赤司議員はTシャツにGパン姿、「まあ座って」と、すごく気軽に迎え入れてくださいました。
赤司議員は、まだまだ学生で未熟な私の話をちゃんと聞いてくださって、お話をしていても冗談や笑いが絶えず、なんだか肩に力が入っていた私は、ほっと安心したのを覚えています。
赤司議員は第一印象から、私の持っていた既成概念をきれいにこわしてしまうような議員さんでした。
インターンの期間中、いろいろなところに連れて行ってくださったり、本当にたくさんの方々に会わせていただき、本当に貴重な体験をさせていただきました。
筑紫野市長さんにお会いしたり、行政の方と接したり、さまざまな議員さんとお話をしたり、毎日が緊張と発見の連続でした。
私は今現在、マスコミの仕事を志望しています。このインターンシップに参加したいと思ったのも、今のマスコミから伺う政治の世界に疑問なり、不信感を募らせ、でも食わず嫌いはしたくない、この目で見ないでもうだめだなんて言いたくない、自分の目で、体で、実感として現在の政治を感じてみたいと思ったからです。
そのために、このインターンをはじめるにあたっては今まで持っていた既成概念、偏見はできるだけ捨ててしまおうと決めていました。
そして実際にこの目で見て思ったこと。たくさんあるのでここにうまくまとめられるかわかりませんが、いくつか書いてみたいと思います。
まず、一番に感じたのは、人と人とのつながりでした。やはり議員さんという仕事は「ひと」のつながりが一番大切な仕事なんだな、と感じました。
インターンの二ヶ月間を通じて、赤司議員は人と人とのつながりを非常に大切にしていらっしゃるのがよくわかりました。
いろいろな方と食事に出かけたり、勉強会をしたり、毎日さまざまな業種、立場の方々と交流をはかっていらっしゃいました。
そして政治家同士でも、超党派で話し合い、意見をぶつけ合う姿を見て、政治には、色々な方々の知識や、人脈、そして心が必要なんだということを、感じました。
次に、私が一番疑問に思ったというか、難しいな、と思ったことをあげようと思い
ます。
それは「政治家は市民のためにあるのか、市のためにあるのか」ということでした。
議員の方々の仕事はもちろん市民の声の代表なんだと、私も思っていましたし、今も思っていますが、市民に利益を誘導することが、本当に市のためになることばかりなのか、それを考えると、正義とは、政治とは何なのか、すごく難しい問題なんだな、と考えてしまいました。
赤司議員は、インターンの初めのころ私がこんなことを言ったとき、「正義なんて本当はないのかもしれないな」とおっしゃいました。
この言葉は私の記憶にすごく深く残りました。市民の方々のために、市のために、毎日働いていらっしゃるからこその重い言葉だと感じました。
インターン期間中、何度か委員会や議会を傍聴させていただきました。はじめて見る政治の現場は、テレビでみる議会と同じ面もありましたが、予想と違う面もたくさんありました。
議会はとても面白かったし、素人の私にもわかりやすく、儀式のような議会を想像していた私は、ちょっとびっくりしました。
委員会ではすごく活発に議論がなされていたし、議会も新しい斬新な意見や質問もたくさんありました。
今回のインターンは私にとって、本当に大きな「転換期」となりました。
政治に対する私のイメージも、マスコミに対する思いも、大きく変わりました。そして、私の将来の目標が見えてきたように感じています。
確かにわたしも今の政治がすばらしいとは思わないけれど、赤司議員のようにがんばっている議員さんもたくさんいらっしゃることに今まで気づいていませんでした。
今の社会では悪循環が生じていると思います。マスコミの流す政治の暗い側面ばかりの情報、そしてそれを見て育ち、政治家をかっこ悪い汚い職業だと避けて通る若者。
これでは有能な政治家、志ある政治家が出てこないのも頷けると思います。
政治家だってがんばっている、一生懸命な方もたくさんいらっしゃるのに、世間がこうでは、マスコミがこうでは、日本に救世主は現れないし、この日本は前に進まない・・・。政治家のプロジェクトXがあったって良いし、マスコミはもっと生の政治を伝えるべきだ、と思いました。
マスコミは世論を操るためではなく、人に考える機会と力を与えるためにあるべきだと思います。
視点を変えればマスコミは、新しい日本を育てる、そんな役割も果たせるだけの力があるはずです。
赤司議員はいつも私に「夢はあきらめなければ絶対にいつかかなう」と話してくださいました。
私はその言葉を信じて、いつか絶対に自分の夢を実現して、この経験を生かせるように、前に進みたいと思います。
そのために、やりたいことはできる限りチャレンジして、後悔のないようにすごしていきたいと思います。
長くなってしまいましたが、以上が私のレポートです。
こんなすばらしい機会を与えてくださった、赤司議員に心から感謝しています。
インターンが終わっても赤司議員のファンとして、そして赤司議員のDNAを受け継ぐ次世代として、これからもいつもがんばっている赤司議員の姿から、いろいろなことを勉強させていただきたいと思います。
本当に有難うございました。